映画で観た、あの場所に行ってみよう!ストラーダスクリーン名場面ロケ地ガイド
【今月の映画】ひまわりと子犬の7日間
みやざき犬「ひぃ・むぅ・かぁ」と巡る街
「命の期限」は一週間。保健所で保護された母子犬に新たな飼主は見つかるのか―。2013年に公開された映画『ひまわりと子犬の7日間』は、宮崎県中央保健所で実際に起きた出来事を題材とした作品。偶然にして今、宮崎県では、「みやざき犬」なる3匹の犬のキャラクターが、県のシンボルキャラクターとして活躍している。そこで、日向の古来の読み方「ひむか」にちなみ「ひぃ」「むぅ」「かぁ」と名付けられた「みやざき犬」たちに、宮崎の観光スポットを案内してもらおう。
向かって左に位置する「ひぃくん」のモチーフは、宮崎特産のかんきつ類・日向夏。8月のこの時期、日向市では「日向ひょっとこ夏祭り」が開催される。ひょっとこを装った全国からの参加者は2000人超、見学者も6万人以上という一大イベントである。2018年の実施は、前夜祭を挟んで8月4日(土)の予定。なお、日向夏そのものは春先に収穫を迎えるため、宮崎市内で売られる加工品やお土産を味わおう。
中央の「むぅちゃん」の頭から生えているのは、宮崎県の木に制定されている、フェニックス。宮崎市屈指の見どころ「日南海岸国定公園」ほか、さまざまなスポットでお目にかかれるだろう。もしくは、観光の起点として、名勝「堀切峠」の近くにある道の駅「フェニックス」を利用するのも便利。名産品ぞろいの物産館、地の味が楽しめるレストランなどが、年中無休で楽しめるのもうれしいところ。時間が許すなら、流れるプールで人気の「宮崎市フェニックス自然動物園」にも立ち寄ってみたい。
宮崎の郷土料理に欠かせない地鶏のシンボルとなっているのが、右端でくちばしを付けている「かぁくん」だ。全国的に有名な「チキン南蛮」は、宮崎県内の一洋食店から生まれた料理。また、宮崎県を中心に飼育されている品種の「みやざき地頭鶏(じとっこ)」も、独特の滋味と歯応えにあふれた逸品。県内の飲食店を巡れば、炭火焼きや焼き鳥ほか、豊富なメニューが待っている。祭り、絶景、グルメと三拍子そろった夏の宮崎。その魅力は、映画に登場する母犬の「ひまわり」同様、接した者にのみ解き放たれるのだろう。
ロケ地・「宮崎市」の魅力
宮崎市の夏の風物詩といえば、「みやざき納涼花火大会」。映画のロケ地にもなった大淀川では毎年、約1万発以上の打上げ花火が夜空と川面を埋める。2018年の開催は、「日向ひょっとこ夏祭り」と同じく8月4日の予定。

●住所:宮崎市錦町1-10 宮崎グリーンスフィア壱番館(KITENビル)3階
    ((公財)みやざき観光コンベンション協会)
●TEL:0985-26-6100((公財)みやざき観光コンベンション協会)
●URL:http://www.kanko-miyazaki.jp/
●アクセス:
 電車/飛行機利用・羽田空港→宮崎空港 JR日豊本線・宮崎空港駅→宮崎駅
 車/九州自動車道・「えびのジャンクション」から宮崎市内へ
きっと守ってみせる―信じる想いが、愛と希望をつなぐ奇跡の物語
Staff&Cast

監督・脚本:平松恵美子
出演:堺 雅人 中谷美紀 でんでん 若林正恭(オードリー) 吉行和子 他

Introduction

原案は山下由美の「奇跡の母子犬」(PHP研究所刊)。宮崎県の保健所で、命の期限を決められた犬と職員の間に起こった奇跡の実話を、『DESTINY 鎌倉ものがたり』の堺雅人主演で映画化。本作で監督デビューを果たしたのは、『武士の一分』『おとうと』『東京家族』で共同脚本を務めた山田洋次監督のまな弟子・平松恵美子。『マリと子犬の物語』の子犬でマリを務めた名犬イチが、母犬ひまわり役に抜てきされ、名演技を見せる。

Story

ある冬の寒い日、母犬と生まれたばかりの子犬が保健所に収容される。母犬は近寄る人すべてに激しくほえ、懸命に子犬を守ろうとしていた。一匹でも多くの犬を助けるため、里親探しに奔走する職員の神崎彰司(堺雅人)は、母犬の心を開かせようと奮闘する。彰司の娘は、もう一度太陽の下で生きていけるよう、母犬に「ひまわり」と名付けるが、その願いもむなしく、犬たちの命の期限は刻一刻と近付いていた―。

『ひまわりと子犬の7日間』
・発売日:発売中
・発売・販売元:松竹
・価格:¥2,800+税
©2013「ひまわりと子犬の7日間」製作委員会


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