古き良き歴史と先進的な都市空間が交差する街・横浜。みなとみらい21地区、横浜中華街、元町など、場所によってその印象をガラリと変えるこの街では、映画やドラマが年間約400以上も撮影されているという。2007年に公開された「未来予想図〜ア・イ・シ・テ・ルのサイン〜」もその中のひとつ。みなとみらい21地区付近では、主人公たちの愛の軌跡が映し出された。 今年の3月でデビュー20周年を迎えるDreams Come Trueの名曲『未来予想図』『未来予想図II』をモチーフにしたこの作品は、大学時代に運命的な出会いから恋人になったさやかと慶太というカップルの10年越しの愛を綴ったものだ。卒業後も変わらぬと思えた彼らの“未来予想図”。しかし、2人がそれぞれの夢を描いたことから未来は彼らに大きな試練を用意する。「こうしてずっとあなたとよりそっていく(未来予想図)」と恋人との永遠の日々を信じていたカップルは、新たに書き下ろされたドリカムの曲とともに、第三章を迎えることになる。 |
相手のことが大好きだからこそ、素直な気持ちを押し殺すさやかと慶太。そしてもう1人、家族を愛するがゆえ仕事に打ち込み、いつしか妻とすれちがってしまう不器用な花火師の男。なかなか気持ちを言葉に表わすことが出来ない彼らのもどかしさをスゥッと取り払ってくれるような、さやかの母親の言葉が印象的だ。 「気持ちは伝えたいと思ったときにちゃんと伝えること。言葉でも手紙でも表情でも構わないから」 スペイン、日本という距離や時を越えて、大切なことに気づいた2人は自分たちの未来を決めるために横浜を目指す。そんな彼らの目的地となるのが、横浜駅のほど近くに出来たショッピング・モール、横浜ベイクォーターだ。クライマックス、横浜港とみなとみらいを臨むこの場所から打ちあげられる花火は、さやかと慶太、そして花火師とその家族など、さまざまな人の思いをのせて夜空を美しく彩っていく。さやかと慶太の未来を決定づけた横浜ベイクォーターやみなとみらい付近は、夜景が美しくデートには最適のスポット。普段は照れてできなくても、こんな場所でなら大切な人へ“アイシテルのサイン”をおくれそうだ。 |
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監督:蝶野博 DREAMS COME TRUEの極上のラブバラード「未来予想図」、「未来予想図U」。この名曲の世界観が映画化。ヒロイン・さやかの恋愛を軸に倦怠期のカップル、親子の絆を描く本作は、世代を超えて共感できるハートウォーミングな作品。主演に注目の女優・松下奈緒。ヒロインの恋人役には、若手俳優のホープ・竹財輝之助を大抜擢。さらに、原田泰造、関めぐみ、加藤雅也、石黒賢、松坂慶子と豪華な顔ぶれが物語を彩る。 宮本さやか(松下奈緒)は印刷会社に勤める普通のOL。大学時代からの恋人・福島慶太(竹財輝之助)はスペインの建築家・ガウディに憧れ、建築事務所で働いている。自分の夢をひたむきに追い続ける慶太の言葉に後押しされ、一度は断念した雑誌編集者を目指し、転職活動を始めるさやか。面接で不器用ながらも自分の思いを説明するさやかは、面接官・後藤(石黒賢)の目に留まり採用される。しかしそんな矢先、慶太にスペイン赴任の話が持ち上がる。それぞれの夢を追う二人は別々の道を歩き始めていた。5年後、さやかは自分自身を見つめ直すため、スペイン・バルセロナ行きを決意。大学の卒業旅行で慶太と訪れた思い出の場所で、さやかが偶然目にした光景とは…? |
「未来予想図 〜ア・イ・シ・テ・ルのサイン〜(通常版)」
・発売日:発売中・発売元・販売元:メディアファクトリー ・価格:¥3,990(税込) ・(C)2007映画「未来予想図」製作委員会 |