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![]() 「スウィング・ガールズ」「ハッピー・フライト」など、ユニークな着眼点とユーモア溢れる作風が魅力の矢口史靖監督。彼の出世作ともいえる「ウォーターボーイズ」は、ひょんなことから文化祭でシンクロナイズド・スイミングをやることになった男子高校生たちのひと夏の青春が描かれる。いまでこそ“男のシンクロ”といえばダイナミックな演技を想像できるが、その当時周囲は「スネ毛ボーボーの男がなぜ?」と好奇の目一色。シンクロをやる当の本人たちだって、「なんで僕らが…」と嘆いている次第なのだが、いやはや「おっぱいバレー」しかり、美人教師というのは本当に罪な存在である。 |
![]() この合宿中に偶然撮影された1本のテープから一気に部員が増え、いよいよ本格的なシンクロの練習が始まった唯野高校水泳部。実際、撮影前には厳しいオーディションを勝ち抜いた28人のボーイズたちが、1ケ月かけて合宿したという。そんな汗と涙の日々を経て、文化祭当日、ボーイズたちはついに前代未聞の男のシンクロナイズド・スイミングをお披露目する。軽快な音楽をバックに圧巻のパフォーマンスをみせるボーイズたち。そして彼らの動きに沸く観客たちの熱気。まだどこか初々しい妻夫木聡、玉木宏、金子貴俊らの達成感に満ちた姿は、シチュエーションは違えどまさに私たちが通ってきた青春の1ページそのものだ。 このダイナミックな“男のシンクロ”、実は埼玉県立川越高校で毎年9月に行われる文化祭がモデルになっている。 今年で22回目を迎えるという元祖ウォーターボーイズのシンクロも機会があればぜひとも見たいところである。 |
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![]() ![]() ![]() 監督:矢口史靖 ![]() ![]() 「ひみつの花園」「アドレナリン・ドライブ」の矢口史靖監督が“男のシンクロナイズド・スイミング”をテーマに描くスポ根青春コメディ。モデルは男子校の埼玉県立川越高校の水泳部が実際に1986年から文化祭の演目として行っているシンクロ公演。1999年、プロデューサーが『ニュースステーション』(テレビ朝日)で放送された川越高校水泳部のドキュメンタリーを見て映画化を決意。後に矢口史靖監督が加わり2001年に映画化された。公開から徐々に口コミと地方キャンペーンで話題となり、大ヒット映画となった。 ![]() ![]() 部員が高校3年生の鈴木(妻夫木聡)ひとりという廃部目前の唯野高校水泳部。そこへ突如やってきたのは若くて美しい女性教師・佐久間(眞鍋かをり)。それを知った男子たちはこぞって入部するが、佐久間先生はなんと“シンクロをやる”と言い出す。これにはさすがの男子たちもあっという間に逃げていった。逃げ切れなかったのは鈴木を含め落ちこぼれの5人。仕方なくシンクロの練習を始めるが…。 ![]() |
『ウォーターボーイズ スタンダード・エディション』
・発売日:発売中・発売元:フジテレビジョン/アルタミラピクチャーズ/電通 ・販売元:東宝 ・価格:¥2,940(税込) |