映画で観た、あの場所に行ってみよう!ストラーダスクリーン名場面ロケ地ガイド
【今月の映画】69 sixty nine
エネルギッシュな高校生たちが描かれた舞台
学生時代のことを思い出すと、将来について真剣に考えるより、恋愛や遊びに頭を使うほうが重要だった、という人も多いのではないだろうか。映画『69-sixtynine』は、高校生たちが教師や生徒会長などに反発しながら、「今」を楽しもうとする姿を描いた青春映画である。
ベトナム反戦運動が高まり、学校改革を掲げる全共闘の活動が活発化していた1969年。長崎・佐世保の高校生・矢崎剣介は、そんな世の中の動きとは関係なく、日々を楽しむことだけを考えていた。学校イチの美女「レディ・ジェーン」こと松井和子に思いを寄せ、何とか彼女の気を引こうとする矢崎。そこで思いついたのが、音楽と演劇がひとつになった「フェスティバル」の開催だった。フェスティバルで使う映画に彼女を起用すれば、急接近できるはず。早速カメラを借りに行く矢崎だったが、相手は全共闘のメンバー。なかなか貸してもらえず、話は思わぬ方向に…。2004年に公開されたこの作品、主人公の矢崎を妻夫木聡、友人の「アダマ」を安藤政信が演じ、ほかにも星野源や桐谷健太、水川あさみなどが出演している。
この作品のロケは佐世保市を中心に行われた。矢崎がフェスティバルの映画を撮るシーンは、佐世保を代表する山のひとつ、烏帽子岳にある「風と星の広場」で撮影。標高568メートルの烏帽子岳は山頂周辺部が国立公園に指定されており、山頂からは佐世保市街地や大村湾を望むことができる。風と星の広場はそこから少し下ったところにあり、弁当を広げたり、休憩をとったりするのにちょうどいい場所だ。烏帽子岳には、えぼしスポーツの里という施設もあり、パークゴルフ、ローラースケートなどを誰でも気軽に楽しめる。
また、映画にも登場する佐世保バーガーは、今や全国的に有名なご当地グルメ。昭和25年ごろ、アメリカ海軍から直接聞いたレシピで作り始めたハンバーガーは、徐々に佐世保流にアレンジされ、佐世保バーガーへと進化。今では店ごとに独自のこだわりを持ったハンバーガーが提供されている。 自然があり、異国の雰囲気も味わえる佐世保を訪れれば、きっと「今」を楽しめるはず。暑さに疲れた体にもパワーがよみがえるだろう。
ロケ地・長崎県の魅力

長崎県の北部に位置する佐世保市は、県内第2の都市。アメリカ海軍佐世保基地があるため、町にはアメリカンテイストが感じられる場所も多い。観光スポットとしては西海パールリゾート、ハウステンボスなどが有名。

●住所:長崎県佐世保市三浦町21−1(佐世保観光情報センター)
●TEL:0956-22-6630(佐世保観光情報センター)
●URL: http://www.sasebo99.com/ (SIGHTSASEBO)
●アクセス:
 飛行機:羽田空港・伊丹空港など→長崎空港 乗合ジャンボタクシー
     長崎空港→佐世保駅みなと口
 電車:JR特急みどり 博多駅→佐世保駅
    JR快速シーサイドライナー 長崎駅→佐世保駅
 車:福岡 → 九州自動車道・鳥栖JCT →長崎自動車道・武雄JCT
    → 西九州自動車道・佐世保みなとIC
青春とはエロスとロックとはったりである
Staff&Cast

監督:山崎貴
出演:妻夫木聡/安藤政信/金井勇太
太田莉菜/柴田恭兵 他

Introduction

村上龍による自伝的ベストセラー小説を宮藤官九郎が脚本を起こし映画化。1969年の長崎県・佐世保を舞台に、女の子にモテたい一心で学校のバリケード封鎖まで行なってしまう高校生たちのエネルギー溢れる姿を描いた青春ドラマ。監督は『フラガール』『悪人』の李相日。主演は、『ウォーターボーイズ』の妻夫木聡と『サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS』の安藤政信。その他の出演は、『北の零年』の金井勇太、『銀幕版 スシ王子! 〜ニューヨークへ行く〜』の太田莉菜、『あぶない刑事』シリーズの柴田恭兵など。

Story

ベトナム戦争と学生運動に揺れた1969年、長崎・佐世保の高校に通う矢崎剣介、通称ケン(妻夫木聡)は、学校のマドンナでレディ・ジェーンこと松井和子(太田莉菜)の気を引くために、仲間のアダマ(安藤政信)やイワセ(金井勇太)を巻き込んで映画と演劇とロックが一体となった"フェスティバル"の開催を企画する。更に調子に乗った彼らは校内の全共闘を言いくるめて高校をバリケード封鎖する事を決意。しかし、それが警察やマスコミが乗り出す事態に発展してしまうだった…。

『69 sixty nine』
・発売日:発売中
・発行元:東映ビデオ
・販売元:東映
・価格:¥3,990 (税込)
©2004「69 sixty nine」製作委員会