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今思えば、「青春時代」と呼ばれる時期はどこか無鉄砲だったり、バカバカしかったり、大人になって思い出すと、思わず苦笑いを浮かべてしまうことも多い。この映画『逆境ナイン』は、「甲子園に出場できなければ廃部にする」と宣告された野球部員たちがさまざまな“逆境”に挑む様子を、VFXを駆使してコミカルに描いた作品である。 |
三重県の「全力高校」の野球部は弱小チーム。ある日、校長がキャプテンの不屈闘志に廃部を宣告する。不屈は甲子園出場を条件に活動を認めさせ、チームメートを「俺たちが歴史を作るんだ」と奮い立たせ、甲子園出場に向けて練習を始める。そんな彼らの前に新たな監督・榊原が現れるが、なんと野球を知らないセパタクローの選手だった!? 不屈はまたも逆境に立たされる。監督は羽住英一郎。不屈を演じたのはドラマ「マッサン」でおなじみの玉山鉄二、マネージャー・月田役には堀北真希。そして脚本は、ドラマ「勇者ヨシヒコと魔王の城」などの福田雄一が担当している。 |
ロケは三重県伊勢市で行われた。不屈と月田がデートするシーンは「志摩スペイン村」で撮影。園内にはアトラクションだけでなく、ホテルや温泉もある一大リゾート地。スペインにちなんだフラメンコショーやカーニバルなども行われており、デートスポットとしてはもちろん、家族でも楽しめるテーマパークである。なお、3月31日までは「春の学生キャンペーン」が行われており、特別割引でパスポートを購入することができるということだ。 |
また、試合に出場できる部員が足りず、悩む不屈がとぼとぼと歩いていたのは「おかげ横丁」。伊勢神宮の内宮門前町にあり、お伊勢さんの「おかげ」という感謝の気持ちからこの名前が付けられた。約4000坪の敷地内には、江戸期から明治期にかけての伊勢路の代表的な建築物が移築・再現されており、三重県や伊勢地方の魅力を凝縮した場所となっている。また、「おかげ座 神話の館」では、神話のあらましを映像と和紙人形などで展示している。 不屈ほどの無茶はしていなくても、過去に努力をした経験は大人になっても単なる思い出などではなく、実際の生活や仕事に生かせるはず。苦しい時には当時を思い出して、"逆境"に挑もうじゃないか。 |
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監督:羽住英一郎 想像を絶する逆境に追い込まれた弱小高校野球部ナインが、不屈の闘志で奇跡を起こす。校長から廃部を言い渡された弱小野球部のキャプテンとそのメンバーたちが、さまざまな“逆境”に立ち向かいながらも甲子園出場を目指す姿を描いた、島本和彦が原作のコミックを実写映像化した作品。監督は映画『海猿』シリーズを手掛けた羽住英一郎監督。主人公の不屈闘志役を演じるのは玉山鉄二、野球部のマネージャー月田役は堀北真希、野球部の監督役にはココリコ田中直樹が出演。 突然、校長(藤岡弘、)から廃部を言い渡された全力学園野球部キャプテンの不屈闘志(玉山鉄二)は、廃部を撤回するためには甲子園に行くしかないと考えた。強気な発言にチームメートと月田マネージャー(堀北真希)は驚くが、不屈に影響され猛特訓を始める。ある日、「日の出商」との試合で不屈が右腕を負傷。さらには、チームメートもさまざまなトラブルに見舞われて試合への出場が難しい状況に陥ってしまう。さまざまな“逆境”が不屈たち野球部の行く手を阻む。果たして全力学園野球部の運命は…。 |
『逆境ナイン かけがえのない通常版』
・発売日:発売中・発売・販売元:バップ ・価格:¥4,800+税 © 2005「逆境ナイン」製作委員会 |