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【今月の映画】綱引いちゃった!
協力が大きな力を生み出す作品の舞台
目標に向かって協力し合う、その力は関わった人数の何倍にもなるといわれる。しかし、結果を出すまでの道のりは必ずしも平坦ではない。『綱引いちゃった』は、些細なきっかけから綱引きの県大会を目指すことになった女性たちの姿を描いた作品である。
大分市役所で広報の仕事をする千晶。現市長が、かつて世界大会にまで出場し、大分市の知名度アップに貢献した地元の女性綱引きチームを思い出したことで、千晶は再びイチからチームを作るよう命じられる。メンバー集めは難航するが、存続の危機にあった給食センターの職員を巻き込み、何とかチームを結成。だが、練習にまじめに取り組む様子のない彼女たちに、千晶はいら立ちを感じていた…。主演は井上真央。コーチ役を、ドラマ「マッサン」の玉山鉄二が演じている。
映画の撮影は、大分市を中心に県内各地で行われた。冒頭に登場する大分城址公園は、大分駅から徒歩10分と市の中心部にある。かつて「府内城」と呼ばれたその建物は、火災や空襲でほとんどが焼失。現存する「宗門櫓(しゅうもんやぐら)」と「人質櫓(ひとじちやぐら)」などが県指定文化財に指定されており、さらに日本100名城のひとつにも数えられている。現在は市民の憩いの場となっており、特に春には70本以上のソメイヨシノが咲き乱れ、桜の名所としても有名だ。
そして大分といえば、別府温泉もよく知られている。別府には8つの温泉郷があり、これを「別府八湯」という。その中には温泉の噴気で熱くなった薬草の上に寝る蒸し湯や海浜砂場の砂湯、泥湯などもあり、ほかの温泉とは異なる形で温泉が楽しめて人気を呼んでいる。また、市内には100カ所以上の共同湯があり、しかも入浴料100円以下のところも多いため、住民の暮らしと密着しているのも別府温泉の特徴だ。
さまざまな人と協力して成し遂げたことは、結果はどうあれ、いつまでも思い出に残る。大分の歴史に触れ、温泉につかりながら、物事に取り組む純粋な気持ちを思い出す旅をしてみよう。
ロケ地大分の魅力

大分で冬の旬と言えば、ふぐ。特に毎年、2月上旬までは、大分のふぐのおいしさを知ってもらうために「大分ふぐフェスタ」が行われている。ふぐ鍋やふぐ刺しなど、本場だからこその新鮮な味を楽しもう。

●住所:大分県大分市西浜1-1大分市営陸上競技場
●TEL:097-537-5764(大分市観光協会)
●URL:http://www.oishiimati-oita.jp/events/detail/884(大分市観光協会)
●アクセス:
 電車/東海道・山陽新幹線・東京駅→小倉駅 日豊本線・小倉駅→大分駅
 飛行機/羽田→大分
 車/高速道路大分ICより20分
力めよ、乙女。
Staff&Cast

監督:水田伸生
出演:井上真央 松坂慶子 玉山鉄二 他

Introduction

『舞妓Haaaan!!!』『なくもんか』の水田伸生監督と『フラガール』『パッチギ!』の脚本家・羽原大介がタッグを組み、実在した女子綱引きチームを題材に描くオリジナルコメディ。主人公の、美人だけど真面目でお堅い大分市役所広報課職員を演じるのは『八日目の蝉』で新境地を開いた実力派・井上真央。共演の玉山鉄二が、大分市のPRのために結成された女子綱引きチームのコーチを演じる。物語のカギを握る主人公の母親役を『武士の家計簿』の松坂慶子が演じるほか、浅茅陽子、西田尚美、ソニン、渡辺直美、犬山イヌコ、中鉢明子など多彩なキャストが脇を固める。

Story

美人だけど真面目でお堅い大分市役所広報課の西川千晶(井上真央)は、全国的に認知度の低い大分市をPRするため、市長命令により女子綱引きチームを結成して全国大会出場を目指すことに。かつて地元女子チームが綱引きの世界チャンピオンに輝き、市の知名度向上に大きく貢献したため、現市長がその成功にあやかろうともくろんだのだ。千晶は母・容子(松坂慶子)の勤め先で、廃止寸前の給食センターの職員をチームに招き、全国大会出場まで勝ち進むことができれば廃止を撤回するよう市長に提案する。なんとかチームを結成した千晶だったが、メンバー不足から自身もチーム入りせざるを得ず、さらにはキャプテンまで押し付けられてしまう。

『綱引いちゃった!』
・発売日:発売中
・販売元:バップ
・価格:¥3,800円+税
© 2012「綱引いちゃった!」製作委員会