主人公は、永野芽郁が演じる田舎育ちの素朴な女子高生・与謝野すずめ。上京したすずめは、若い担任教師・獅子尾(三浦翔平)と隣の席に座るクラスメイト・馬村(白濱亜嵐)と出会い、恋愛に翻弄(ほんろう)されることとなる。迷った末に彼女が選んだ結末とは―。胸キュン必至のラブストーリーが描かれる本作で印象的なのが、歴史と自然が融合する街・横浜市金沢区にある「横浜・八景島シーパラダイス」でのデートシーン。同施設は水族館のほか、遊園地やショップ、レストラン等も兼ね備え、一日では回りきれないほど多彩な魅力を持つ。 |
海のない長野県で生まれ育ったすずめは、県外で出会ったきらめく海と新鮮な魚介のおいしさに魅了され、水族館に憧れを抱く女の子。青く光る神秘的な大水槽を前に、子供のようにはしゃぐすずめの姿は印象的だ。この大水槽は、“自然の海”をリアルに再現したもの。迫力満点の数万尾にも及ぶイワシの群泳など、まるで本物の海中世界のような光景を目の当たりにすることができる。 |
横浜・八景島シーパラダイスから、シーサイドラインで10分ほどの距離にある「野島公園」も、デートやレジャーに最適なスポット。野島山の山頂(海抜57メートル)展望台からは美しい八景島の景色が望め、晴れた日には房総半島や富士山も見渡すことができる。夕暮れ時に訪れれば、さらにロマンチックな景色を楽しめる。明治31年に建築された横浜市指定有形文化財の「旧伊藤博文金沢別邸」もまた、見どころの一つ。景観美に浸りながら、金沢区の歴史をひも解いてみよう。 |
ファミリー層を中心に人気を集めるのが、約30種類の動物が鑑賞できる「金沢動物園」。おなじみのキリンやコアラのほか、ウシ科のアラビアオリックスなど、珍しい動物とも出会える。ヒツジに餌をあげたり、季節ごとにさまざまな「まつり」を開催したりと、独自の催しも多数行われており、動物たちを比較的、近い距離で見られるのも魅力的。 |
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監督:新城毅彦 原作は、やまもり三香による同名人気コミック。田舎育ちで恋を知らない主人公・与謝野すずめ役を演じるのは、NHK連続テレビ小説「半分、青い」でヒロインを務めた永野芽郁。本作で映画初主演を飾る。すずめが東京の転校先で恋に落ちる担任教師・獅子尾役には三浦翔平、すずめに思いを寄せるクラスメイト馬村役には白濱亜嵐を配役。メガホンを取るのは、『潔く柔く』『四月は君の嘘』で、青春恋愛映画の新たなスタンダードを作り上げた新城毅彦監督。 与謝野すずめ(永野芽郁)は、田舎でのんびりと暮らす高校1年生だが、両親の海外転勤をきっかけに、東京に住むおじ・諭吉(佐藤隆太)の元へ預けられることになった。上京初日に東京で迷子になり、熱を出して公園で倒れてしまったすずめは、通りすがりの獅子尾(三浦翔平)に助けられる。獅子尾の第一印象は“怪しい人”であったが、偶然にも彼は、すずめの転校先の担任教師だった―。いつも困った時に助けてくれる獅子尾に、生まれて初めて恋心を抱くすずめ。獅子尾もまた、純真なすずめの姿に引かれていたが、教師という立場から素直になれないでいた。そんな中、すずめはクラスで隣の席に座る“女子が大の苦手”なはずの馬村(白濱亜嵐)から告白される。 |
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『ひるなかの流星』
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