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二人の女性がたまたま目にしたのは、病院で出会った少女の「死ぬまでにやりたいことリスト」だった。二人は、少女の代わりに自分たちが達成しようと冒険の旅に出るのだが―。2019年公開の邦画『最高の人生の見つけ方』は、2007年にアメリカで上映された同名の洋画のリメイク版となっている。ロケ地になっている水ノ浦教会は、「教会・墓地・海がセットで見える場所」として長崎県フィルムコミッションの協力によって選ばれた。 |
| 長崎県には2つの世界遺産がある。その1つが「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」だ。2世紀以上にわたる日本の禁教期に継承された、潜伏キリシタンの独特の宗教的伝統を物語る文化遺産である。例えば世界遺産の構成資産の一部、南島原市に位置する「原城跡」は、有名な島原の乱（島原・天草一揆）の主戦場として知られる。この戦いは、キリシタンが「潜伏」し、独自の信仰スタイルを余儀なくされたきっかけとなった出来事だ。「南島原市有馬キリシタン遺産記念館」の展示物とともに、日本独特の信仰文化を知っておこう。 |  |
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潜伏キリシタンの特徴は、禁教令によって宣教師が不在でも信仰を守り続けてきたことだろう。その多くは、目立たぬように、集落単位でおこなわれてきた。信仰の形もそれぞれで、十字架やマリア像ではなく、画を拝んだ「出津集落」の例などもある。後日、禁教令の高札の撤去とともにキリスト教信仰が黙認されると、カトリックに復帰した潜伏キリシタンにより、教会建築の機運は高まった。潜伏期の信仰を継承したまま、各地に教会が建設されたのだ。 |
| 1879年、出津集落のある外海地方の主任司祭として赴任したド・ロ神父は、女性の自立に注力し、例えば食料品などを援助するのではなく、原材料の耕作という段階から指導していったようだ。近年、名産品として復刻した「ド・ロさまそうめん」はまさに、生活していくための手段だったのだろう。一時は製造が途絶えていたものの、出津修道院のシスターの記憶を頼りによみがえった逸品である。食べる世界遺産とは言いすぎだろうか。 |  |
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監督：犬童一心 
ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが共演し2007年から公開された同名ハリウッド映画を原案に、主演に吉永小百合、共演に天海祐希を迎えたハートフルストーリー。現代ならではの悩みや不安を爽快に吹き飛ばし、見終わった後は、誰もが前向きになれる感動作に仕上がった。監督は『ジョゼと虎と魚たち』『のぼうの城』の犬童一心。さらにムロツヨシ、満島ひかり、ももいろクローバーZ、賀来賢人、前川清らが、脇を固め欠点だらけだが憎めないキャラクターたちを演じた。 
家庭のために生きてきた大真面目な主婦・幸枝（吉永小百合）と、会社のために生きてきた大金持ちの女社長・マ子（天海祐希）。全く違う世界で生きてきた二人だがひょんなことから出会い、互いの唯一の共通点は余命宣告を受けたことだと知る。主婦業と仕事以外に何もやりたいことのない人生の虚しさに気づいた幸枝とマ子。二人はたまたま手にした12歳の少女の「死ぬまでにやりたいことリスト」を実行するという無謀な旅に出ることに。“スカイダイビングをする”“ももクロのライブに行く”“好きな人に告白する”─今までの自分なら絶対やらないことを家族や周囲の人々を巻き込んで、彼らの人生さえも変えていく─。 |
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『最高の人生の見つけ方』
・発売日：Blu-ray&DVD発売中／デジタル配信中・発売元：ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント ・販売元：NBC ユニバーサル・エンターテイメント ・価格： 【初回仕様】ブルーレイ プレミアム・エディション（2枚組）6,980円（税込） 【初回仕様】DVD プレミアム・エディション（2枚組）5,980円（税込） DVD 4,980円（税込） (C) 2019「最高の人生の見つけ方」製作委員会 |
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