映画で観た、あの場所に行ってみよう!ストラーダスクリーン名場面ロケ地ガイド
【今月の映画】バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版
名探偵の足跡を辿る旅
アーサー・コナン・ドイルの名作「シャーロック・ホームズ」シリーズを原案に、ディーン・フジオカと岩田剛典が演じる名探偵コンビが難事件に挑むテレビドラマ「シャーロック」の劇場版。原作の中でも人気の高い「バスカヴィル家の犬」をモチーフに、資産家一族に降りかかった怪事件の謎に迫っていく。本作の撮影は、主に愛媛県の松山市と新居浜市で行われた。今回はそんな映画の世界観を味わえる場所をご紹介しよう。
莫大(ばくだい)な遺産を残して謎の死を遂げた資産家・蓮壁(はすかべ)千鶴男(西村まさ彦)。彼の死の直前に娘の誘拐事件の依頼を受けていた獅子雄(ディーン・フジオカ)と若宮(岩田剛典)は、真相を探るべく瀬戸内海に浮かぶ離島・霞島を訪れる―。悲劇の舞台となった霞島は架空の島で、松山からフェリーで15分の興居島(ごごしま)で撮影された。劇中では、不気味な魔犬の呪いが伝わる島として描かれていたが、実際の興居島は美しい海水浴場と高級みかんの産地として知られ、ゆったりした時間が流れている。島内にはレンタサイクルもあり、約1〜2時間で島を一周することができるので、風光明媚(ふうこうめいび)な景色をのんびりと楽しもう。
松山市街中心部に位置する美しい洋館「萬翠荘」は、蓮壁家の屋敷として登場した。市街中心部に位置しながらも、静けさに満ちたこの場所では華やかなりし大正時代の面影を感じることができるだろう。「萬翠荘」から車で2〜15分圏内には、「萬翠荘」を設計した木子七郎による「愛媛県庁本館」や、江戸時代までに建造された「現存十二天守」の一つである「松山城」、約3000年の歴史を誇り、日本最古といわれる道後温泉のシンボル「道後温泉本館」など、各時代の趣のある建物を見ることができる。
古代神殿を思わせる墓地のシーンは群馬県で撮影されたが、新居浜市にある別子銅山の産業遺産群「マイントピア別子・東平地区」でも、映画に登場するような神秘的な景色を見ることができる。山の狭く険しい道を進んでいくと、突然現れる石垣やレンガで造られた遺構は圧巻のひと言。“東洋のマチュピチュ”と言われる驚きの景観はぜひ足を延ばしてみる価値あり。
ロケ地・「萬翠荘」の魅力
蓮壁家の住まいとして登場する華麗なフランス・ルネサンス様式の洋館「萬翠荘」は、旧松山藩主の子孫にあたる久松定謨伯爵の別邸として大正11年(1922年)に建てられた。当時は上流階級の社交場としてにぎわいを見せていたが、現在は、イベントや展示会場として利用されている。大正時代の意匠を凝らした建築の中でのイベントは、思い出に残る体験になるだろう。

●マップコード:53 317 614*48
●住所:愛媛県松山市一番町3-3-7
●開館時間:午前9時〜午後6時(※イベントにより変更となる場合有)
●休館日:月曜日
●アクセス:車/松山自動車道松山ICから約30分
●URL:http://www.bansuisou.org/

【観光情報についてのお問い合わせ】
一般社団法人 愛媛県観光物産協会
●住所:松山市大街道3丁目6-1 岡崎産業ビル4F
●電話番号:089-961-4500
●URL:愛媛県公式観光サイト【いよ観ネット】https://www.iyokannet.jp/

バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版

『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』

・発売日:Blu-ray&DVD発売中
・発売元:フジテレビジョン
・販売元:東宝
・価格:
Blu-ray特別版:8,580円(税抜価格 7,800円)
DVD特別版:7,480円(税抜価格 6,800円)
DVD通常版:4,180円(税抜価格 3,800円)
(C)2022「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」製作委員会
その謎解きを、後悔する――
Staff&Cast

監督:西谷弘
出演:ディーン・フジオカ 岩田剛典
新木優子 広末涼子 村上虹郎 渋川清彦 西村まさ彦
山田真歩/佐々木蔵之介 小泉孝太郎 稲森いずみ 椎名桔平

Introduction

世界的探偵小説「シャーロック・ホームズ」シリーズを原案とし、ディーン・フジオカ演じる誉獅子雄(ほまれししお)と、岩田剛典演じる若宮潤一(わかみやじゅんいち)が、唯一無二の名探偵バディとして数々の難事件を解決する、フジテレビ系月9ドラマ枠で放送された『シャーロック』の映画化。ホームズシリーズ最高傑作の呼び声の高い『バスカヴィル家の犬』をモチーフに、不気味な島に棲む華麗なる一族の闇に獅子雄と若宮が迫る。監督は、『容疑者Xの献身』『昼顔』などヒューマンドラマの名手・西谷弘監督。

Story

瀬戸内海の離島。日本有数の資産家が、莫大な遺産を遺して謎の変死を遂げる。資産家は死の直前、美しき娘の誘拐未遂事件の犯人捜索を若宮(岩田剛典)に依頼していた。真相を探るため、ある閉ざされた島に降り立つ獅子雄(ディーン・フジオカ)と若宮。二人を待ち受けていたのは、異様な佇まいの洋館と、犬の遠吠え。容疑者は、奇妙で華麗な一族の面々と、うそを重ねる怪しき関係者たち。やがて島に伝わる呪いが囁かれると、新たな事件が連鎖し、一人、また一人消えてゆく。底なし沼のような罠におちいる若宮。謎解きを後悔する獅子雄。これは開けてはいけない“パンドラの箱”だったのか?



TOP | ナビcafeとは | ご利用にあたって | ユーザーズコミュニティ会員規約 |
ユーザー登録規約 | 個人情報の取り扱いについて | 当社Cookieポリシー