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『謝罪の王様』『舞妓Haaaan!!!』の阿部サダヲ×水田伸生監督が贈る本作は、自分のルールにこだわる少々迷惑な男・牧本が、“おみおくり係”として人知れず亡くなった人を弔うために奮闘する姿を描いたヒューマンドラマだ。舞台は「庄内市」という架空の街だが、撮影は庄内地方を中心に、ほぼ山形県内で行われた。山形の雄大な自然を背景に、牧本(阿部サダヲ)がつなぐ人と人との不思議な絆の物語。その舞台を巡ってみよう。 |
山形県の北西部に位置する庄内エリアは、山と海に囲まれた広大な平野が広がる自然豊かな地域だ。江戸時代に、江戸や大阪への北前船往来の商人の町として栄えた酒田市では、江戸や明治期のレトロな町並みが楽しめる。牧本が塔子(満島ひかり)を見送った「酒田駅」や、牧本の勤務先である庄内市役所として使用された「酒田市役所」、劇中で最も印象的なシーンである「旧清水屋前交差点」など多くのシーンが撮影された。 | ![]() |
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山形県と秋田県境にそびえる名峰「鳥海山」は、日本百名山のひとつで映画にも度々登場。「出羽富士」とも呼ばれる麓に広がる庄内平野とともに織りなす美しい景観も印象的だ。そんな鳥海山からの眺めを楽しむなら、山岳観光道路の「鳥海ブルーライン※」でのドライブがおすすめ。標高ゼロメートルから一気に1,100メートル付近まで駆け上がることができ、庄内平野や日本海の絶景が楽しめる。 ※冬から春の間は冬季閉鎖中。 |
撮影が行われた庄内地方は、日本海の新鮮な海の幸に加え、鳥海山や出羽三山の恵みを受けた山の幸や里の幸を味わえるグルメの宝庫だ。春に旬を迎えるサクラマスや山菜、たけのこをはじめ、四季折々の味覚が楽しめるのも魅力。このほかにも、地元の新鮮な素材を生かした「酒田フレンチ」や「鶴岡イタリアン」、ご当地ラーメンとして知られる「酒田ラーメン」など、多彩なグルメがそろっているので、ぜひ、庄内地方ならではの“うんまいもの”を味わってみよう。 | ![]() |
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『アイ・アム まきもと』 ・発売日:ブルーレイ&DVDセット発売中、デジタル配信中・権利元:株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント ・発売・販売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング ・価格:ブルーレイ&DVDセット:5,280円(税込) (C)2022映画『アイ・アム まきもと』製作委員会 |
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監督:水田 伸生 ![]() ![]() 原作は、第70回ヴェネチア国際映画祭で4つの賞を受賞したウベルト・パゾリーニ監督『おみおくりの作法』。主人公は、“おみおくり係(=お一人で亡くなった方を埋葬する)”として小さな市役所で働いているが、全く空気が読めない、人の話を聞かない、なかなか心を開かない、周りからするとちょっと頑固で迷惑な存在・牧本。そんな牧本を阿部サダヲが演じ、『舞妓Haaaan!!!』、『謝罪の王様』の水田伸生監督と4度目のタッグを組んだ。その他、満島ひかり、國村隼、宮沢りえ、宇崎竜童、松下洸平、でんでん、松尾スズキ、坪倉由幸(我が家)と個性豊かな豪華キャストが集結。 ![]() ![]() 人知れず独りで亡くなった人を埋葬する「おみおくり係」として働く牧本(阿部サダヲ)は、故人の思いを大事にするあまり、つい自らのルールを優先してしまい周囲に迷惑がられていた。ある日身寄りなく他界した老人・蕪木(宇崎竜童)の部屋で彼の娘らしき少女の写真を見つけるが、「おみおくり係」の廃止が決定し、蕪木の埋葬が最後の仕事となってしまう。蕪木の娘を探しだすこと、1人でもも多くの人に参列してもらえるように、わずかな手がかりを頼りに、かつての友人や知人を訪ねていく牧本。少しずつ自身の変化も生じる中、彼がたどり着いた“奇跡のさいご”とはー。 |