映画で観た、あの場所に行ってみよう!ストラーダスクリーン名場面ロケ地ガイド
【今月の映画】身代わり忠臣蔵
忠臣蔵の面影を辿る旅
『超高速!参勤交代』『引っ越し大名!』の原作者・土橋章宏による同名小説を映画化。日本史上最も有名な仇討ち物語「忠臣蔵」を、ムロツヨシ演じる“身代わり”の登場という大胆なアレンジで、コミカルな物語に描き直した。今回は本作の撮影が行われた滋賀県のロケ地と、物語のベースとなった赤穂浪士ゆかりのスポットをご紹介しよう。
日本最大の湖・琵琶湖の湖南エリアにあたる野洲市には、忠臣蔵で有名な赤穂四十七士の一人・「近松勘六ゆかりの家」がある。勘六は主君・浅野内匠頭の切腹後、この家に身を潜め、のちに大石内蔵助とともに討ち入りに臨んだという。見事な茅葺き屋根の建物は江戸時代前期に建てられたもので、現在も住居として使われている。なお、見学の際は事前に予約が必要なのでご注意を。
「近松勘六ゆかりの家」から湖南街道を30分ほど南下した草津は江戸時代には東海道と中山道が分岐・合流する地点として栄えた宿場町だ。大名や幕府の役人などが泊まる「草津宿本陣」は、現存するなかで最大級の規模を誇り、当時の姿を今に伝えている。大福帳(宿帳)には、吉良上野介や浅野内匠頭の名のほか、新選組の土方歳三やシーボルトの名も見ることができる。
琵琶湖から流れる唯一の川・瀬田川は、かつて京都をつなぐ水路でもあったことから、その流域には由緒ある古寺・神社や、歌川広重が描いた「近江八景」のようなダイナミックな自然が楽しめる、見どころの多いエリアである。劇中、吉良孝証(ムロツヨシ)が川を流れるシーンは、この瀬田川で撮影された。途中、「命が途絶えそうになった」という極寒の中での撮影だったそうだが、そんな彼の渾身の演技にもどうぞご注目を!
ロケ地・「日吉大社」の魅力
映画の冒頭の縁日のシーンは、大津市にある日吉大社で撮影された。全国に3,800余りある山王神社の総本宮である日吉大社は、日本最古の歴史書「古事記」にもその名が記されている歴史ある神社だ。作中で孝証が布施を求めていた場所は、「大宮橋」。重要文化財・日吉三橋のひとつで、12本の太い石の橋桁に支えられた日本では最古かつ最大の橋となっている。

●マップコード:7 869 181*01
●住所:大津市坂本5-1-1
●アクセス:京都東I.C(名神)より西大津バイパス滋賀里ランプを降り、県道47号線を北に5分
●URL:https://hiyoshitaisha.jp/

【観光情報についてのお問い合わせ】
公益社団法人びわこビジターズビューロー
●住所:滋賀県大津市打出浜2番1号「コラボしが21」6階
●電話番号:077-511-1530
●URL:https://www.biwako-visitors.jp/

身代わり忠臣蔵

『身代わり忠臣蔵』

・発売日:Blu-ray&DVD発売中
・発売・販売元:TCエンタテインメント
・価格:豪華版Blu-ray:7,700円(税込)
豪華版DVD:6,600円(税込)
通常版DVD:4,180円(税込)
(C)2024「身代わり忠臣蔵」製作委員会
バレたら打ち首、良くて切腹!崖っぷち坊主が挑む【世紀の身代わりミッション】!
Staff&Cast

監督:河合勇人
出演:ムロツヨシ
永山瑛太 川口春奈
寛一郎 森崎ウィン 本多力 星田英利
板垣瑞生 廣瀬智紀 濱津隆之 加藤小夏 野村康太 入江甚儀
野波麻帆 尾上右近 橋本マナミ
林遣都 北村一輝
柄本明

Introduction

日本中で愛される時代劇、「忠臣蔵」。大石内蔵助率いる忠義の赤穂浪士達が、亡き殿・浅野内匠頭の仇である吉良上野介への討入を成し遂げ、見事な最後を迎える姿に胸を熱くした人も少なくない。そんな「忠臣蔵」が今回新たな登場人物と共に、令和の時代によみがえる…。原作者であり『超高速!参勤交代』『引っ越し大名』などを手がけた時代劇ヒットメーカー・土橋章宏を脚本に迎え、製作を、時代劇映画を脈々と生み出し続けてきた東映京都撮影所が担当。そして、実力派俳優ムロツヨシが主人公・吉良孝証とその兄・吉良上野介を明るく、時に熱く演じた。また、プライベートでもムロツヨシと親交が深い永山瑛太も相手役大石内蔵助として参戦。

Story

江戸城内で事件発生!嫌われ者の旗本、吉良上野介(ムロツヨシ)があろうことか城内で斬りつけられた。理由は、ずっと陰湿ないじめを受けていた赤穂藩藩主がついにブチ切れたため。斬った赤穂藩主は当然切腹。だが、実は切られた側も逃げた傷で瀕死(ひんし)の状態だった!? 逃げて死んだとなれば武士の恥、お家取り潰しの危機となり、両家とも大ピンチ!ここで吉良家家臣から出てきたのは、まさかの奇想天外な打開策!? 殿にそっくりな弟・孝証(ムロツヨシ)を身代わりにして、幕府を騙しちゃえ!一方赤穂藩家老・大石内蔵助(永山瑛太)は、仇討の機会をうかがっているような、いないような…?両家のキーマン二人が手を組んだ、この世紀の大芝居<身代わりミッション>をコンプリートできるのか!?



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