映画で観た、あの場所に行ってみよう!ストラーダスクリーン名場面ロケ地ガイド
【今月の映画】湯を沸かすほどの熱い愛
今年のゴールデンウィークは静岡県が“熱い”
第40回日本アカデミー賞最優秀賞ほか6部門の栄誉に輝いた、中野量太監督の『湯を沸かすほどの熱い愛』。一家のあるじが出奔したことから女手一つで娘を育てる母・双葉が、ある日がんに侵され余命宣告を受けてしまう。そんな双葉が、ある理由から娘を連れて旅行へ出掛けた先が、静岡県の沼津市。ロケ地となった静岡県では、現在「静岡デスティネーションキャンペーン」が催されている(2019.4.1〜6.30)。
静岡デスティネーションキャンペーンとは、JRや静岡県内の自治体らが手を組んだ大型観光キャンペーンのこと。「アッパレしずおか元気旅」をキャッチフレーズに、観光にグルメ、貴重な特別展示など、この時期ならではの企画やイベントが盛りだくさんだ。中でもスポットを当てたいのは、JR東日本のコマーシャルが目を引く「伊豆エリア」。劇中、双葉らが向かった旅先でもある。
まずご紹介したいのは、「世界ジオパーク」に認定された伊豆半島の絶景。ジオパークとは“大地の公園”を意味し、地球を学び、丸ごと楽しめる場所のことで、「世界ジオパーク」はユネスコの定める基準に基づいて認定された高品質のジオパークのこと。要予約だが、西伊豆町の「堂ヶ島」で干潮時に姿を現す海の道「瀬浜トンボロ」などを巡るツアーはファミリーにお勧め。一方、カップルに人気なのが、下田市に位置する話題のLOVEパワースポット「龍宮窟」だ。
もちろんグルメも外せない。沼津市の「いけす」や西伊豆町の「沖あがり食堂」などでは「アッパレ元気フェア!」が開催されており、期間限定メニューを味わえる。新しく「道の駅伊豆のへそ」内にオープンしたイチゴ専門店「伊豆いちごファクトリー」ではお土産品からイートイン、テイクアウトメニューまでイチゴずくめのスイーツが楽しめる。
最後は文化。伊豆市の修禅寺で普段は公開されていない重要文化財「大日如来坐像」が特別にご開帳されているほか、世界文化遺産である韮山反射炉では「世界遺産韮山反射炉花回廊2019」を開催中(〜2019.5.26)。初夏の静岡県では、各地の見どころが一挙に沸騰する。新元号へ移り変わる時代の転換期に、この地を訪れてみてはいかがだろうか。
ロケ地・「静岡県」の魅力
伊豆には修善寺をはじめとした名湯が点在している。旅の疲れを癒やすのも一興だが、高さ約30メートルにも達する自噴水を目で楽しんでみては。賀茂郡河津町にある「峰温泉大噴湯公園」の名景は、映画のフィナーレを連想させる。

●住所:静岡県静岡市駿河区南町14-1水の森ビル2階(公益社団法人静岡県観光協会)
●TEL:054-202-5595(観光に関するお問い合わせ)
●URL:https://hellonavi.jp/dc/(静岡デスティネーションキャンペーン公式サイト)
●アクセス:
電車/JR東海道新幹線静岡駅下車
車/東名高速「静岡IC」下車
空路/富士山静岡空港利用、JR静岡駅までアクセスバスで約54分
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湯を沸かすほどの熱い愛

『湯を沸かすほどの熱い愛』

・発売日:発売中
・発売元:クロックワークス
・販売元:TCエンタテインメント
・価格:¥3,800+税
©2016「湯を沸かすほどの熱い愛」製作委員会
最高の愛を込めて、葬(おく)ります。
Staff&Cast

監督:中野量太
出演:宮沢りえ
杉咲 花 篠原ゆき子 駿河太郎 伊東 蒼
松坂桃季 オダギリジョー 他

Introduction

自主制作映画『チチを撮りに』で、ベルリン国際映画祭ほか、国内外10を超える映画祭で絶賛された中野量太監督が、自身のオリジナル脚本で商業デビューを飾った作品。脚本を読み、「心が沸かされた」と出演を決めたのは日本を代表する女優・宮沢りえ。優しさと強さをあわせ持ちながら、人間味溢れる普通の“お母ちゃん”という双葉役を演じる。気弱で引きこもり寸前の双葉の娘・安澄を演じるのは、杉咲花。オダギリジョーや松坂桃李など実力派俳優が脇を固めるほか、オーディションで選ばれた期待の新人子役・伊東蒼が新しい家族の物語を彩る。

Story

銭湯「幸の湯」を営む幸野家。しかし、父(オダギリジョー)が1年前にふらっと出奔し、銭湯は休業状態。母・双葉(宮沢りえ)は、持ち前の明るさと強さで、パートとして働きながら娘・安澄(杉咲花)を育てていた。そんなある日、双葉は突然「余命わずか」という宣告を受けてしまう。その日から「絶対にやっておくべきこと」を決め、実行していく双葉。<家出した夫を連れ帰り家業の銭湯を再開させる><気が優しすぎる娘を独り立ちさせる><娘をある人に会わせる>―。その母の行動は、家族からすべての秘密を取り払うことになり、彼らはぶつかり合いながらもより強い絆で結び付いていく。そして家族は、究極の愛を込めて“母を葬(おく)る”ことを決意する。