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重い心臓病を患う娘を救いたい一心で、医療知識ゼロから医療機器開発に挑んだ町工場の社長と、その家族の姿を描いた『ディア・ファミリー』。世界で17万人もの命を救うIABP(大動脈内バルーンパンピング)バルーンカテーテル誕生にまつわる実話をもとにした本作は、大泉洋演じる坪井のモデルとなった筒井宣政氏ゆかりの地・愛知県各所で撮影が行われた。今回は、1970年代から始まる物語にちなみ、当時の面影が残る愛知県の昭和の風景を訪ねてみよう。 |
| 小学生の佳美が登校中、同級生にからかわれるシーンは、日本三大稲荷の1つがある豊川市の「豊川稲荷駐車場前交差点」で撮影された。また、佳美が通う小学校の舞台となった豊橋市で、昭和の面影を色濃く残すスポットとしてあらためて注目を集めているのが、通称「水上ビル」だ。1964年から1967年にかけて建てられた3つの建物からなる全長約800メートルのビル群は、その名の通り暗渠化された水路の上に建つのが特徴。1階にはスナックや居酒屋、八百屋など昔ながらの店舗が並ぶ一方、カフェやセレクトショップなどもあり、懐かしさと新しさが同居する味わい深い空間となっている。向かいに建つ近代的な複合ビル「emCAMPUS」とのコントラストも印象的だ。 | ![]() |
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名古屋市の隣・津島市では、心臓病を治す手がかりを求めてアメリカへ飛ぶ坪井の姿が描かれる。名古屋鉄道の「津島駅」に隣接するレトロな2階建てのビルの窓の雰囲気が、1950〜60年代のモダニズム建築の空港ターミナルを思わせるとされ、劇中では見事に駅ビルから“Cleveland International Airport”へ変身した。津島市を訪れたら、観光情報を入手できる「津島市観光交流センター」へ。昭和初期の銀行建築を活かした建物にもご注目。 |
| 物語の中心となる坪井の工場のシーンが撮影された名古屋市は、本作には直接登場しないものの、名古屋市役所本庁舎や愛知県庁本庁舎をはじめ、大正から昭和期にかけて建てられた名建築が数多く残されている。なかでも、数々のドラマや映画の舞台となった1922年建築の「名古屋市市政資料館」は、中央階段やステンドグラスは圧巻!ネオ・バロック様式の美しい外観はもちろん、細部に施された装飾も見どころだ。レトロな名建築をめぐりながら、街歩きを楽しもう。 | ![]() |
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監督:月川 翔 本作は、娘を救うために医療知識ゼロから医療器具開発に挑んだ家族の実話を描く感動の物語である。監督は『君の膵臓をたべたい』で日本アカデミー賞優秀作品賞を受賞し、Netflix『幽☆遊☆白書』等で世界的ヒットを飛ばす月川翔。主演の町工場経営者役には、日本アカデミー賞優秀主演男優賞を幾度も受賞する実力派・大泉洋。彼を支える妻役を、数々のドラマで主演を務め確かな演技力を持つ菅野美穂、余命宣告を受けた次女役を、第8回東宝シンデレラグランプリに輝き注目を集める若手女優・福本莉子が熱演している。 生まれつき心臓疾患を持っていた幼い娘・佳美は[余命10年]を突き付けられてしまう。「20歳になるまで生きられないだと…」日本中どこの医療機関へ行っても変わることのない現実。そんな絶望の最中、小さな町工場を経営する父・宣政は「じゃあ俺が作ってやる」と立ち上がる。医療の知識も経験も何もない宣政の破天荒で切実な思いつき。娘の心臓に残された時間はたった10年。何もしなければ、死を待つだけの10年。坪井家は佳美の未来を変えるために立ち上がる。絶対にあきらめない家族の途方もなく大きな挑戦が始まる―。 |
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