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『湯を沸かすほどの熱い愛』『浅田家!』など、様々な家族の形を描いてきた中野量太監督が、作家・村井理子のエッセイ『兄の終い』をもとに柴咲コウ×オダギリジョー×満島ひかり共演で映画化。絶縁状態だった兄(オダギリジョー)の急死をきっかけに、バラバラになっていた家族が集結。後始末をしながら、兄であり夫であり父であった彼の人生を想いなおす4日間が描かれる。今回は、撮影が行われた宮城県多賀城市と塩竈市で、自由奔放だった兄の面影をたどってみよう。 |
| 理子(柴咲コウ)たちのてんてこまいな4日間の拠点となったのは、仙台市と日本三景・松島の間に位置する港町・塩竈市。劇中では、兄の訃報を受けた理子が単身降り立った「本塩釜駅」や、彼女たちの滞在先となった駅前の「ホテルグランドパレス塩釜」が登場。そんな塩竈市を代表する観光スポットといえば、1200年以上の歴史を持つ「鹽竈神社」だ。陸奥国一之宮として古くから信仰を集め、海上安全や大漁、安産を願う人々に親しまれてきた。鹽竈神社の門前町として発展した塩竈は、日本有数のまぐろの水揚げ量を誇る町であり、人口あたりの寿司店の店舗数が国内有数と言われる“寿司の街”。ぜひこの地域ならではの特別な一皿をご賞味あれ。 | ![]() |
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塩竈市のお隣、多賀城市では、多賀城駅をはじめ、小学校や地元のスーパーなどで兄と息子・良一(味元耀大)の暮らしの風景が撮影された。多賀城は、古代東北の政治・軍事・文化の中心地として栄え、奈良・平安時代に陸奥国府が置かれた「多賀城跡」は、平城宮跡、大宰府跡と並ぶ日本三大史跡のひとつにも数えられている。2024年には、松尾芭蕉も『おくのほそ道』で訪れた「多賀城碑」が国宝に指定された。古代から続く歴史に思いをはせながら、ゆっくりめぐろう。 |
| 仙台港のふ頭から見る“海の上のキリン”は、息子の良一にとって父との記憶に残る景色のひとつだ。そんな“海の上のキリン”こと4基のガントリークレーンを眺めるなら、「NX仙台港パーク(仙台港中央公園)」がおすすめ。約9haの敷地に、野球場、テニスコートや展望台があり、芝生広場からは仙台港を一望できる。のんびり海を眺めながら、思い思いの時間を過ごせる仙台っ子の憩いの場だ。周辺にはアウトレットや水族館もあり、港エリアの散策と合わせて楽しみたい。 | ![]() |
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監督:中野量太 作家・村井理子の実体験に基づくベストセラーエッセイ「兄の終い」を、『湯を沸かすほどの熱い愛』で知られる中野量太監督が映画化したヒューマンドラマ。主演は、日本アカデミー賞新人俳優賞、最優秀助演女優賞などを受賞し、話題作に出演し続ける柴咲コウ。孤独死した自由奔放な兄役には、脚本・監督・編集と、俳優以外の活躍もめざましいオダギリジョー。さらに、元妻役に満島ひかりなど、豪華キャスト陣の共演が実現した。絶縁状態だった兄の遺品整理を通して描かれるのは、可笑しくも切ない家族の絆。厄介だけど愛おしい「生と死」を巡る物語が、観る者の心をやさしく解きほぐす。 作家の理子(柴咲コウ)はある日、警察から長年絶縁状態だった兄(オダギリジョー)の急死を知らされる。兄の暮らしていた東北へ向かう理子の脳裏を駆け巡るのは、苦い思い出ばかり。警察署で7年ぶりに再会したのは、兄の元妻・加奈子(満島ひかり)と娘の満里奈(青山姫乃)、そして児童相談所に保護されていた息子・良一(味元耀大)だった。兄を荼毘に付し、3人が訪れたアパートは足の踏み場もないゴミ屋敷。しかし、部屋の壁には、子供時代の理子と兄、そして兄が築いた家族の思い出写真が幾重にも貼られていた。兄の知られざる素顔に触れ、4人は怒り、笑い、涙し、そしてもう一度「家族」を見つめ直す―。 |
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