100年近くの歴史を堪能させる老舗

神田笹鮨

昭和が香る神田の町で長年愛され続ける伝統の味にほれぼれ

中すし3300円

写真手前左から玉子、イクラ、穴子、紋甲イカ、天然真鯛、本マグロの中トロ、真カジキの赤身、キュウリとカンピョウの巻き物。煮切りはつけないのがこの店の流儀だ 

明治時代の屋台をルーツに持つこの店が、神田に店を構えたのは昭和23年(1948)のこと。4代目・取出隆二氏は「変えないこと、変わらないこと」をモットーに、伝統の江戸前寿司で多くのファンを惹きつける。シャリは佐渡島産のコシヒカリを使用。長年愛用する特製釜で炊き上げ、やや固めの仕上がりに。酸味、甘みのバランスに優れたキリッとした味わいが、寿司ネタを引き立てる。扱うネタはすべて天然モノ。中でも光るのは、やはりひと仕事したネタたちだ。しっかり〆た小肌、甘いタレに漬けた煮帆立、柔らかな煮イカや穴子など。鮮やかな手付きで仕上げる握りか、美しく盛り付けた吹き寄せ風のちらしか。どちらを選んでも、粋な江戸前を堪能できる。

中ちらし 3300円

小肌、煮イカ、煮帆立など、江戸前の仕事ネタが満載。握り、ちらし共に内容は仕入れや季節で異なる

神田笹鮨
  • MAPコード:678 632*37
  • 東京都千代田区鍛冶町2-8-5
  • TEL:03-3252-3344
  • 営業時間:月・火17時〜21時半LO、木〜日11時〜13時半LO、17時〜21時半LO
  • 休日:水
  • カウンターあり、全20席/全席禁煙/予約可/カード可/サなし、お通し代500円別
  • 交通:JR山手線ほか神田駅東口から徒歩2分