お刺身・肴
この日の一の膳はホタルイカ、よもぎ麩の田楽など3品。二の膳は焼きハマグリ、竹の子と鯛の唐揚げなど3品。目も舌も春爛漫になる内容
鮨も8貫付くボリューム。サヨリと甘エビは昆布〆に。品の良い甘みが引き出され、昆布の香りが甘く立つ。店長の小熊さんは、「寿司岩」時代から岡田さん一家とは20年の間柄。確かな技術で老舗の味を伝承する
代表兼ソムリエの岡田壮右さんは、オーストリアのワイン大使の肩書を持つスペシャリスト。その実力は、ワインと鮨の著書も手掛けるほど。などと聞くと、お洒落グルマン御用達店かと思いきや、こちらは大正から続く築地の老舗「寿司岩」の創業一家が始めた店。夜のコースも5000円が主体のカジュアル設定だ。四季折々の素材を盛り込んだ一の膳、二の膳は、「これぞニッポン」の喜びを満喫できる。握りもまた、伝統を重んじた超正統派。穴子や煮アサリ、昆布〆甘エビといった江戸前鮨に、「さ、これをどうぞ」と注がれたワインをクーッ……ああ。『壮石 新』は銀座店に続く2店舗目。内装はモダンだが、仲良し家族経営ゆえ、妙にくつろげ〜るイイ雰囲気です。
この日の一の膳はホタルイカ、よもぎ麩の田楽など3品。二の膳は焼きハマグリ、竹の子と鯛の唐揚げなど3品。目も舌も春爛漫になる内容