天ぷら盛合せ1人前 1650円 (写真は2人前)
エビ、穴子、キスなど豪華な面々。昔からエビと鯛の料理を得意としている
はみ出るほどの大エビの天ぷらが2尾。当初は重箱に天ぷらだけを入れて提供していたそうだが、ご飯も一緒に食べたいという要望で丼にした時代も。現在は重箱に戻り、ご飯の上に天ぷらを乗せるお重のスタイルに。しっかりした衣に染みた甘めのタレが上品な味わい。
江戸時代の大名も同じ味を食べていた?そんな話も本当かもしれないこちらの「金ぷら重」。店の創業は仕出し屋としてスタートした嘉永3年。江戸城西の丸御用も務め、当時の格付け「大江戸料理屋番付」で最高ランクだったこともある由緒正しき店だ。
「金ぷら」の由来は諸説あるが、「もっと格上の天ぷらをと卵黄の衣を付けてゴマ油で揚げたら黄金色に仕上がったので名が付いたそう。うちがいち早く提供したと聞いてます」と8代目。基本レシピは変えておらず、素材は違えど幕末の味そのものと思うと不思議。卵黄多めの衣をまとった大エビは十分な食べ応え。時代を超えた美味をどうぞ。
エビ、穴子、キスなど豪華な面々。昔からエビと鯛の料理を得意としている