農家直送の「常陸秋そば」を使用。甘みのある「ざる」と味が濃い「田舎」。ツユは自家削りの本枯節に真昆布やどんこも合わせ、ダシ感がある味にしている
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真摯に蕎麦と向き合う
店主渾身の十割を
噛み締めるように味わう
真の蕎麦職人とはストイックなものだ。素材の選別、管理、粉の挽き方、打ち方……追求に終わりはない。そんな職人の実力を感じるのがここ。「同じ品種でも畑が違えば玄蕎麦の味も出来も違う。毎日の作業は同じでも、その日の粉の状態で加水量を変えるなど日々の調整を大事にしています」。真摯に向き合う店主の蕎麦は殻を除いた丸抜きを使う「ざる」と玄蕎麦を挽いた「田舎」。どちらも十割。ムチムチとした弾力は「細い蕎麦がきのようなイメージ」と言えば伝わるだろうか。噛み締めるほどに味わいと香りが増す。ぜひとも五感で体感してほしい。
注文後に生簀から取って調理する活エビや江戸前穴子の天ぷらも必食。刺身は店主自ら豊洲で仕入れる。この日は自家製〆サバや水ダコなど
- MAPコード：708 294*78
- 東京都千代田区神田佐久間町3-20-3・1階
- TEL:03-6240-9988
- 営業時間：11時半〜14時（13時45分LO）、17時〜20時半LO、土は昼のみ※いずれも変動あり
- 休日：日・祝
- カウンターあり、全18席／全席禁煙／夜は予約可／カード不可／サなし、夜はお通し代300円別
- 交通：JR山手線ほか秋葉原駅昭和通り口から徒歩5分