磐梯熱海温泉が発見されたのは今からおよそ800年前の鎌倉時代と言われており、次のような伝説が残っています。
南北朝時代・建武のころ、京に住む公郷の娘で萩姫という美しい姫が不治の病にかかり苦しんでいました。
ある夜、不動明王のお告げがあり「都を去る東北方、数えて五百本目の川岸に霊泉あり。それに浸かれば全快する。」と聞きおよんだ姫は、侍女の雪枝を伴い都を旅立ち、幾多の艱難辛苦の末、ついに五百本目の川(現在の五百川)にたどりつきました。ここに湧き出るお湯で難病も全快し、この湯に深く感謝をして京へ戻ったと言われています。
以降、磐梯熱海温泉は美人をつくる名湯として名を広め、郡山の奥座敷として、また、磐梯高原・会津方面の玄関口として賑わいを見せています。
(散策マップ「あたみグルグルやっほー」より引用)