善光寺詣りの精進落としの湯として、戸倉上山田温泉は県内屈指の温泉街を形成してきた。
高度成長期からバブル期にかけて、戸倉上山田温泉には大型旅館やホテルがひしめき、ネオンは魅惑的に輝き、射的場は酔客を振り向かせた。
そんな華やかな昭和の時代の痕跡が、戸倉上山田温泉街のあちこちに残っている。
戸倉上山田温泉は、50以上の源泉が掘り起こされ、豊富な湯量で銭湯でさえも温泉を掛け流す贅沢さ。
自家源泉を複数持つ宿も珍しくなく、客室の浴槽にまで年中湯を掛け流している宿もある。
しっとりと肌をやわらかくし、美人の湯としても知られる泉質は無色透明の単純硫黄泉がほとんどだが、やや薄緑がかっていたり、湯の花や気泡を含んでいるものもある。
(千曲市観光協会公式サイトより引用)