古来より信仰の対象として崇められ、「古事記」や「豊後国風土記」にもその名が記されている“由布岳”。駅前から温泉街への方向の正面にあり町のランドマークとなっている。
この“由布岳”の東峰と最高峰の西峰山頂には1583.26mの一等三角点があり、この2つのピークからなる円錐形をしていることから豊後富士とも称される。
「豊後国風土記」では「柚冨峯」と表記されており、その頂上には石室があって常に氷が凍っており、頂上付近になるにつれて草木はまばらになるが、山頂にはミヤマキリシマも多く山麓草原にはヒゴダイマツムシソウも多い。
町並みから外れた周辺の川端や林の間、金鱗湖脇には一般客も入浴でる簡素な「下ん湯」、由布院の静かで田園的な温泉地・温泉郷はかつてはひなびた温泉で団体観光客向けの大型ホテルや歓楽街は整備されていなかったが、それがプラスに転じた。
周辺には豊富な湧出量を誇る別府温泉がある。
(由布院温泉旅館組合公式サイトトップページより)